アルコールランプに火を着け、試験管を暖めると、動く素振りが無い。試験管の固定位置を微妙に調整すると動き出した。それでも最初は、人間が少し力をかさなければならない。動き出すと、シャカシャカと音を出しながら動き出した。動作原理を学習したが、実際に動いている姿を見ると感慨深い。 これは楽しい!最新の潜水艦などに使用されている、スターリングエンジンが自作できると知って、矢も楯もたまらず購入してしまいました。自他共に認める不器用人間で、小学生の頃はガンプラを完成させるのもおぼつかなかった私ですが、3-4時間ほどで特にトラブルなく完成できました。組み上がったエンジンの動きは思いの外力強く、空気の収縮がこれほどに素早く力強く行われているとは正直驚きました。アルコールランプの作りがやや雑なのと、タイヤ取り付けの軸がすこし歪んでいたのが気になりましたが、他に代え難い喜びを与えてくれたので文句なしの満点です。 かなりむつかしいと思いますむつかしいところは組みあがっているとはいえ、部品点数は多いです。また、かなりきゃしゃな作りなので細心の注意が必要です。私は、車軸のねじこみ部分にゴミがはいっているのに気づかず、ムリにねじ込んでボルトを折ってしまいました。物を作ることに喜びを感じる方には強くお勧めしますが、そうでないかたは、それなりの覚悟をもって取り組まれるべきでしょう。もっとも大人の科学の大作シリーズはほとんどそうですから、作ることがあまり好きでないかたは購入しないですよね?車として走らせるにはピストンの調整がかなり正確でないといけません。ピストンはスチールウールでできています。熱による磨耗が烈しく、耐久性があまりない点が気になりました。本物ではどういうものが使われているのでしょうか? 最高ですこれは、完全な「大人の科学」ですね。子供に遊ばせておくものではありません。組み立ても、ちょっと細かいところがあって、でもそれほど難しくはありません。しかし、これは子供にはやらせたくありませんね。是非大人のあなたが組み立てて下さい。燃料の「燃料用アルコール(メタノールが主成分)」は別に購入しなくてはいけませんが、薬局で簡単に手に入ります。さぁ、いよいよアルコールランプに点火です。始動はちょっと人間の手を借りますが、一旦動き出したエンジンはなかなか力強いものです。かなりわくわくして嬉しくなります。秋の夜長に組み立てて、ちょっとした科学を味わってみてはいかがでしょうか? ピーキーなエンジンですねぇ!なんかこういうの好きです。動画ファイル見てみましたが、「おお!動いてるよ。」なんていう感動を味わえそうです。ギミックもレトロな感じでとてもいいです。